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日米開戦・戦後について考える、8月18日(木) [教育・議論]

さて今日は「終戦記念日に思う事」でいただいたコメントへの返信の残りを片付けよう(今日で終わりにします)。残った要点は、以下の通りだった。

2、日中戦争、太平洋戦争時の日本。(tukushiさん、どさん)
3、戦中・戦後の日中関係。(from Mexicoさん、どさん)
4、戦後の靖国、日本人の態度。(黒い招き猫さん、akio_no_s30zさん、bikkinさん)

2について。日中戦争については、「日中戦争について考える」
「南京大虐殺」http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E4%BA%AC%E5%A4%A7%E8%99%90%E6%AE%BA%E8%AB%96%E4%BA%89
などを参照して下さい。
さて、対米開戦時の、日本と米国の動きについて、おさらいしてみます。

1941年3月—1937年7月の日中全面戦争以来、米国は中国侵略を非難し、武器貸与法を成立。
→結果的に、英国、中国への武器輸出が認められた。

1941年7月末—米国は日本資産を凍結し,対日石油輸出も禁止する。
→当時日本は、米国からの輸入に70%以上を頼っていた為、国力の維持が非常に難しくなった。
これらの一連の動きの裏には、米国に対する、英国、中国、ソ連からの圧力があった。米国は日本に対して強硬な経済制裁に引き続き、満州を除く中国からの日本軍の撤退、及び日独伊三国軍事同盟の解消を要求。この時点で,日本は米国との和平交渉を諦め、開戦を決意していた。

1941年10月—近衛内閣総辞職、東條内閣発足。
→近衛内閣は、開戦の決定から逃げ,責任を回避した。東條英機陸軍大将国は、天皇への忠誠心が厚く,天皇の信頼も得ていた。

1941年11月26日—ハル・ノート手交(注1)
→米国は、日本に対し、満州事変以前の状態への復帰(中国占領地やフランス領インドシナから撤退することなど)を要求した。東條内閣は,日米交渉を続けたが、ハル・ノートにより、もはや米国が日本との和平を求めてはいないことが明らかになった。

1941年12月1日—御前会議開催。
→天皇、首相(東條英機)など日本の最高首脳陣が揃って出席し、対米英戦争の宣戦布告が最終決定された。天皇は、対米英戦を主要閣僚の総意と国体護持を尊重して、宣戦布告を裁可した(注2)。

当時の政府が何よりも大事にした物は、「国体」(=天皇制)だった。
日本軍の動きをおさらいしてみて、南方の島で玉砕していった兵士達、空・海からの特攻隊員。玉音放送と共に蜂起した将校、そのいずれにも、強く日本人的性質が見える事に気付いた。
彼等は、面子を重んじ、私より公を重んじ、勤勉で、真面目で、責任感が強く仕事を最後まで全うしたのだ。
戦争の結果は悲壮であったが、あの指揮の高さ、この戦い方は、絶対に他の国にはできまい。日本人の上記の性質がなければ決して成り立たなかったと思う。

冒頭の2、3に関して返信します。
tukushiさんが書いていらっしゃった、「『日本人の常識が世界の常識を変えられる』と思います。欧米一辺倒の考え方が2度の世界大戦、そして東西冷戦を生んだのだろうし、多様化する世界を認めていくためにも日本が1500年近く受け継いできた「寛容の文化」「まず相手を受け入れる文化」は世界に示すことができる考え方だと私は思います。」について。
外交の場で、日本的な「寛容の文化」は、やはり通じないと思います。はっきりと意思表示をしないでおく事は、誤解が生まれ易いですし、寛容すぎると日本が搾取される可能性があるからです。ただ、それ以外の国際的な場で、そうした日本の良さを示して行くことは十分意味があると思います。

どさんがおっしゃるように、日中戦争前、「欧米がアジアを踏みにじっていた」のは事実です。が、列強新興国になった日本は、中国に対する侵略を性急にかつ、強引に行い過ぎました。結果、抗日感情が強まったのですから。当時、他の国の動きを見誤った/分かっていても代えられなかった所が痛手です。また、日中戦争中の捕虜の扱いのまずさが、抗日プロパガンダを呼び、「日本=悪」となって中国人の頭に刷り込まれてしまったのも、事態を悪くています。中国に侵攻したのは事実なので、加害国の日本が「他の列強国も悪い」と言って蒸し返すのは、不利ではないでしょうか。それよりも、中国政府、及び日本国民に事実を正しく認識してもらう為にも、「日本が、いつ、どこで、どのような文面をもって中国に謝罪したか」をもう一度、明確にすると共に、どさんのお書きになったように、「アジア(特に中国)に対して開発援助という名目でこれまでどのくらいの額の賠償をどれだけ行い、現在も行っているか」を明確にする必要があると思います。

From Mexicoさんもお書きになったように、中国は日本に偏見を持っていますから、こうした事実を、具体的に示し続ける以外に、中国側の偏った歴史教育成果による反日感情は消せないでしょう。

また、どさんのお書きになった、
(1)「国際関係の中でいかに日本を有利にもっていくか」
(2)「日本人のアイデンティティーを保つこと」
は、外交で非常に重要な事と思います。日本人であることを否定するような日本人は、日本の代表として外交はできません。

Bikkinさんのお書きになった、「真意も恣意的な行動も、欧米の論理に則ってアピールする」には少し抵抗を覚えます。欧米流が全てにおいて勝るわけではありませんし、相手を屈服させようという、強引な態度(特に米国)には、反感を覚えます。外交では、欧米流(強引さにおいて)というよりは、言わねばならない瞬間に、「自国が有利になるように、理論立てて、主張をはっきり行なう」事が重要かと思います。そういう意味で、「アピールは重要だ」と書きました。

さて、最後、4ですが、昨日の「靖国について考える」で戦後の部分も述べてしまいましたので、靖国の部分は軽めに。
akio_no_s30zのお書きになった、「英霊は、靖国に奉られてる方々だけでは無い」の部分ですが、その通りです。実際、靖国神社のお隣の千鳥ケ淵墓苑では、35万人の無名戦士の方が祀られています。昨日書いたように、靖国に祀られたくない方は、こちらの墓苑内/その他の場所に祀るというのも一案です。靖国は、今の時点では、「国家神道」脱却が不十分なように思いますから、首相も、靖国神社と千鳥ケ淵墓苑をセットにして参拝されると、より完璧な「戦没者慰霊」になるのかもしれません。

黒い招き猫さんがお書きになった、「靖国問題を政治問題にする気持ちがわかりません」ですが、非常に事態は複雑であると見ました。私が思うに、中国側は、「靖国=国家神道=侵略戦争の元凶」と思うようですから、非難は、靖国が、脱国家神道を完璧に行なうまで、続くでしょう。また、かりんこさんのお書きになった、「政教分離」の議論も残っています。後は、日本人でも、「戦争の元凶となった天皇制を色濃く残す(なんせ、国体の為に戦って亡くなった人を祀る目的で建てられましたから)靖国に首相参拝となると、戦前の天皇制を擁護している」ようで不快になられる方もいらっしゃるでしょう。やはり、なんとかして「靖国=国体」のイメージを払拭する必要があります。

戦後の日本人の態度ですが、bikkinさんのお書きになった、「戦後60周年って騒いでいるが、その多くが、『あの戦争は 私とは関係ない』というスタンスを保ち、中には『名誉白人』のような論調の人がいる」ですが、実は、これは私も懸念していた事です。明治維新、そして、列強に追い付く為の50年の努力、列強入り、中国侵略、米国による経済制裁、日米開戦、そして終戦。この150年は、まさに激動の時代です。この時代に、日本人は何を見て、何を求めていたのか、もっと現国民に教育すべきです。歴史の教科書だって、然るべき姿に改善するべきです。自国の歴史を詳しく教える事は、何もおかしいことではありません。教えない方が、「自国のルーツを認識しないアホ日本人」を作る元凶だ、という事を政府、国民共に認識すべきです。

以上、長くなりましたが、読んで下さってありがとうございました。
一日本人として、日本人アイデンティティーを誇りに思い、日本の動向に興味を持って行きたいと思います。

(注1)コーデル・ハルは,1945年に国際連合の設立の功績を評価されノーベル平和賞を受賞している。
(注2)いまさら,中国から撤兵するとなれば日本軍の権威は地に落ち、国民による軍高官の軽蔑、下級兵による上官への下克上が起こるかもしれない。こうして日本政府そして,天皇は,やむなく日米開戦を決意することになる。
1945年になって終戦が国内で論じされる際にも,最重要課題は,中国の権益,アジア太平洋の平和ではなく、国体の護持であったという。


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tukushi

すばらしい!!数回にわたる皆さんのコメントとそれに対するどらとらさんのリサーチ力と分析力には敬服に値します。
日本にはこういった議論がまだまだ不足しているように思います。一つは、戦争認識。一つは国際社会における日本人としてのアイデンティティーをどう示すか。非常に難しい問題も多くはらんでいると思うのですが、これらを解決していかないと日本の国際的な地位も上がっていかないでしょう。経済発展しただけで、国連の常任理事国になれる(常任理事国になることだけが善とは思いませんが・・・)と思っている日本政府はもっとこの部分を考えていただきたいと思います。
どらとらさんのおっしゃるように私も日本人として”意思表示”していきたい、と思います。
by tukushi (2005-08-19 09:38) 

どらとら

tukushiさん、コメントとナイスをありがとうございました。
調べれば調べるほど、難しい問題で、脳が焼き切れそうです(笑)。
おっしゃる通り、国民による、靖国問題に対しての活発な議論、そして戦争認識は必要と思います。今回色々調べて、色々な方の意見も読み、考えている人は考えているのだな、とホッとしました。

外交では、必要な時に、自国の立場、そして、どう貢献してきたか、をアピールしていかないと駄目ですね。日本人は控えめですから、「言わなくてもわかってくれる」と、もしかしたら思っているのかもしれませんが(外務省がそんなにアホだったらやばいけれど)、国際社会でそれは搾取されるだけですし。
常任理事国入りは…日本政府は、常任理事国になって何をしたかったんでしょうね?その辺りの議論、あいまいじゃなかったですか?
お互いに、日本人としての意思表示、地味〜にやって行きましょう(笑)。
by どらとら (2005-08-20 00:56) 

bikkin

*どらとらさん

この数日の記事、ものすごく力作ですごく考えさせられました!
これだけ調べて、考えて、まとめて書くのは大変だったのではないかと
思います。お疲れ様でした。

このblog読んでる人だけでも、いろんな考え方捉え方あるんですね。
「一部賛成・一部反対」みたいな人間が、日本だけで1億人いて、世界には
65億人もいる。そのすべてが調和し合って生きていく(=戦争や紛争を
なくす)なんて、可能なんでしょうか・・・。でも虚無主義に陥るのは一番よく
ないですね!・・・できることをがんばらなくちゃ。

どらとらさんは「外交では、欧米流というよりは、言わねばならない瞬間に、
『自国が有利になるように、理論立てて、主張をはっきり行なう』事が重要かと
思います。」と書かれていますが、ちょっと正論過ぎるんじゃないかなって思い
ました。
国際政治・外交は<正しい行い・正しい主張が単純にまかり通るような世界>
ではないと思うんです。だからこそ、国益を守るための外交戦術(cf.フランス)
があるのではないかと書きました。
このスペースでは書き切れないので、そのうち自分のblogで書きますね!

長く書いてしまって、ごめんなさい。
by bikkin (2005-08-20 00:56) 

どらとら

bkkinさん、コメントをありがとうございます。ご自身の意見、ありがたいです。
確かに、外交には手練手管が必要ですね。
しかし、英語が母国語でない日本人に、多くの事はできないのではないかな、と思います。無理に米国人のように、「他人の意見を聞かずにごねて、自分の意見をゴリ押しする」は、性質的にも、語学的にも難しいでしょうし、そうはなってほしくありません。日本人が米国人になっても、何も良い事はないです。
正論に聞こえるかもしれませんが、「必要な時に主張する」が外交の基本と思っています。これは、私が英国で暮らしている間に感じた事そのものです。自分が不利にならないように、必要な時に自分を防御し、自分が有利になるように、時には発言する。毎回口を挟んでいると、「うるさい奴だ」と、意見は軽視されがちですから、「これぞ」と言う時に言った方が効果的かと(笑)。
bikkinさんのご意見、楽しみにしていますね。
by どらとら (2005-08-20 04:35) 

bikkin

*どらとらさん

えーと、ちょっと2点ほど補足させてくださいね。(しつこい)

(1)「欧米の論理に則ってアピールする=<アメリカ的ゴリ押し>外交」

と、なぜかどらとらさんには取られてるみたいな気がするのですが、そうは言っていないのです。(どこからアメリカが出てきたの?)
私が言いたかったのは、欧米人と渡り合う場合には日本的な奥ゆかしさは
通じないから、欧米流の論理主張の仕方を<戦法>としてもっと学ぶべきなんじゃないか・・・ということなのです。少なくとも、外交関係者は。

(2)欧米の論理に則って主張

するのは、あくまでも日本(政府)について書いたコメントです。
なので、日本人全員にそうなれ・・・ということではなく、外交という特殊職業に
従事する人間に対して言いたいこと。外交関係者の質の低下は現在、
急務を要する問題として取り上げざるを得ないので。

論理的にできていない頭なのでなかなかうまく伝えられなくてすみません。
誤解を生む書き方だったみたい・・・?
by bikkin (2005-08-21 21:23) 

どらとら

bikkinさん、コメントありがとうございました。なるほど、戦法ですね。bikkinさんの思う、「欧米流の論理主張の仕方」とは何ですか?より説明いただけると有り難いです。

(1)に関して。
「どこからアメリカが出てきたの?」ですが、「欧米」の片方は、「米国」ではありませんか?
欧州も様々ですから、おっしゃるのは英国流ですか?フランス流ですか?その他の国流?

「欧米の論理に則ってアピールする=<アメリカ的ゴリ押し>外交」と取っている」ですが、私の中にその傾向は確かにありますね。それにしても米国に特定した言い方は偏っていましたね、失礼。
国際社会での英語の会話(欧州議会等)を聞いていて思うのは、、英米は母国語ですから非常に有利で、背後に理論がなくても、言葉の優位性でごまかすことが可能だという事です。だから、時に、理論の無い、単なる「ごり押し」に聞こえる。残念ながら、生粋の日本人にはできない芸当です。英米人の主張を聞いていても、彼等の論理性が必ずしも日本人より優れている訳ではないと思います。

「欧米人と渡り合う場合には日本的な奥ゆかしさは 通じない」それは、その通りですね。

日本外交に一番の問題は、話の裏に「統一した論理性が無い事」と「統一した戦略が無い事」だと思っています。それらがなければ、説得力は生まれません。逆に、それがあれば、米国流にゴリ押しをせず、英国流にへ理屈をこね回すことなく、「必要な瞬間に主張」ができれば、十分説得力を持つと思いますが、それでは不十分ですか?

そして、論理性がない、戦略がない、等の問題は、欧米は優れていて、日本人だから駄目だ、という訳ではなく、外務省の中で見解/戦略が統一されていないからではないか、という感じを受けます(米国の機嫌を取る、政府の意見に左右される等)。この辺りの統一見解を得る為の、組織の中での議論の在り方が、もし米英が優れているのであれば、取り入れるべきとは思います(知る限りでは、議論の自由さにおいては確かに優れていると思います)。

(2)ですが、自分の事を例に書いたまでで、私も政府/外務省関連の話しか念頭に置いていませんが…?

日本の外交官の質が低いのでしょうか?私は実は、個人の能力としては高いのではないかと思っています。組織の中での、個として存在しにくい辺りに、個人の能力を発揮できない原因があるのではないでしょうか?「統一見解を得る為の、組織の中での議論」、外務省などでは特に難しそうです。
by どらとら (2005-08-21 22:16) 

bikkin

*どらとらさん

なんていうか、論理的に整理していただいて初めて自分のあいまいな部分が
キャッチできるアホな私をお許しください・・・。とほほ。

(1)欧米流

たぶん、どらとらさんが欧州(厳密に言うと英国は違うけど)に居られるので
特に欧州諸国・と米を分けたものとして考えられるんだなぁと思いました。
日本に居ると、「欧と米」は位置こそ違えども、似たようなもんです。(暴言?)
それに、世界経済を動かし、国連でもリーダーシップを握っているのはやはり
欧州+米ですよね・・・。
日本で言う「欧米」って、<欧州主要国+アメリカ・カナダ(+オーストラリア)>
と言ったら驚かれるでしょうか・・・。あは。
そこんとこ、かみ合ってなかったですね・・・すみません。

*イギリス流?フランス流?その他の国流?

これも、私は共同体として捉えています。<欧州
ここの国は違えども、宗教的・文化的・歴史的枠組みで考えて。
ドイツとフランスの外交はだいぶ違いますけどね。

*「英米は母国語ですから非常に有利で、背後に理論がなくても、言葉の優位性でごまかすことが可能」

そういうこともあるんでしょうか。ごまかす?煙にまくってことでしょうか?
国際会議なんて場なら、英語が母国語じゃない人間が集まるから超有能な
通訳引き連れていくのかと創造していました。うむ~。

欧州でも16~18世紀まではフランス語が国際舞台での共通語。
それで苦労した英米がなんとか英語を国際語にしようとして100年単位で
暗躍した結果が現在なのかも?!・・・なーんて。

*日本外交の問題点

これはどらとらさんとほぼ同意見です。
外務省、というか、日本政府に思想がないのが問題なんですよね。
風見鶏政策。でも、アノ政府を選んでいるのは日本人(=自分)なんですから
文句を言うなら自分をなんとかしないとね。
9/11の気が重いです・・・。
by bikkin (2005-08-22 00:02) 

どらとら

bikkinさん、大変興味深いコメントをありがとうございました。こうした意見交換ができて、blogをやっていてよかったなぁ、と思います。
「欧州諸国と米を分けたものとして考える」そうです。英国人に米国人と同じだというと、大概の人間は、憤死します(ジョークみたいですが、本当です)。

「 日本に居ると、『欧と米』は位置こそ違えども、似たようなもんです。」
うーん確かにそうだったかもしれません…。英国人が中国文化と日本文化をごちゃごちゃにしますが、さすがに、経済/政治レベルで同じにはしないような気が…。

「それに、世界経済を動かし、国連でもリーダーシップを握っているのはやはり 欧州+米ですよね・・・。」
自分の中では(外交において)、米国6割、英国1割(ブレア−政権は、完全に米国寄りですが、それは英国で非難の対象になっております)、仏1割、独1割、中国5分、日本4分、残り1分その他…。日本頑張れよ、お金出しとんねんから、その事実を知らしめて、かつ、もっと利益を主張せえよ、と思わずにはいられません。これが経済となると、日本と中国の地位がもっと上がるようには思いますが…。

「日本で言う「欧米」って、<欧州主要国+アメリカ・カナダ(+オーストラリア)> と言ったら驚かれるでしょうか・・・。」
うーーーん。よく考えると、日本における、欧州の国を一緒くたにしたような報道の仕方、学校教育だと、そう思い込むでしょうね…。白人(しかいない)欧米社会…。なんか歪んでる。だから、日本人の一部は、欧米が日本より優れているなんて思うのだろうか…。
ハッキリ言って、『隣の芝生は青い。』
特に、頻繁に名前が出てくるのは、「米国」「英国」「仏」「独」でしょうから、欧米と言えば、特にそのイメージなのでしょうね…。

「国際会議なんて場なら、英語が母国語じゃない人間が集まるから超有能な通訳を連れて行く」そうだと思います。統一言語として英語に翻訳されるのだと思うのです。訳された後は、非英語スピーカーの場合、本人の発言そのものではありません。よって、英米人にはできる、「勢いだけで、理論のないごまかし」はできないのではないかと。同時通訳には限界があると思いますので。(イメージとして、意味はほとんど無いのに、やたら美辞麗句を使う、政治家の長話を思い浮かべて下さい。あれは、母国語でないとできませんし、訳すと、3行が1行にも満たなくなってしまいます。)

「でも、アノ政府を選んでいるのは日本人(=自分)なんですから文句を言うなら自分をなんとかしないと」そうなんです。日本の大きな流れは、現在、一人では変えられませんが、オセロのように、周りの黒をどんどん白に変えていけば、いずれは別の流れとして大きくなると信じています。皆が、少しでも、国際/国内政治や経済に興味を持たなければ、いつまでたっても、日本政府の欺瞞が見破れないのではないか、と思います。

米国一辺倒政治、反対!それにしても、あれだけ戦争で無茶苦茶にされた国に何故ここまで媚びを売る?
by どらとら (2005-08-22 03:43) 

bikkin

*どらとらさん

毎度ためになるコメント、ありがとうございます!勉強になります。
日本にいると見えないことってかなりありますね。
どらとらさんたちみたいに、海外にいて、「日本人としての自分」をさらして
いる方たちに見えていることは、日本で安穏と暮らす人間には見えにくい
もののように思います。貴重です。

このやりとりを通じて、少しは自分の中のあいまいな部分がわかってきた気がします。もうちょっと考えをきちんとまとめていかないといけませんね~、反省。

さて。
どらとらさんが私の質問に細かく丁寧にどらとらさんの考えを示して下さって
私としてはとっても実りがある対話だったと思いますが、私の知人の中には
こういうやりとりがたまらなくイヤだという声もけっこうあります!
たとえ喧嘩腰の議論でなくとも、人と議論するのが怖い、生理的にイヤだと
言うのです・・・。
人の考えに対して、「そうだね」「そういう考えもあるよね」と同意するだけして、
自分の意見を開陳しないほうが人付き合いはスムーズに行くからと。
出る杭は打たれる日本社会が生み出す弊害?
よく言えば相対的、悪く言えば曖昧模糊。何とかならんものか。

9/11の選挙、ほんと、困ります。選ぶに選べぬこの辛さ。ああ・・・。
by bikkin (2005-08-22 22:41) 

どらとら

bikkinさん、再びいらっしゃいませ。
「海外に出てから、『日本人としての自分』を発見した」ように思います。日本の外に出て初めて、今まで見えなかった外国(北米の国やら、英国やら)の良い面、悪い面が見え、同時に、日本の良い所/悪い所も見えるようになったと思います。

「喧嘩腰の議論でなくとも、人と議論するのが怖い、生理的にイヤだと言うのです。」
何となくわかりますね。それ。
議論と一口に言っても、単に口が立てば良い訳ではなくて、そう考える論拠を示す、わかり易い筋道で話す、耳に入り易い語彙を使う、となかなか技術が要りますしね。

日本人で議論が苦手という人の、理由を考えてみました。
一つに、日本では、「お上の言う事を聞いておけ」的な考えにより、議論により、物事を改善していく策が一般的ではなかった。→全体的に議論慣れしておらず、「相手が自分の意見に違う事を言っている」=「相手は自分の全てを否定している」と考えてムッとする/ムッとされるのがイヤで主張しない。

二つ目は、日本における美徳、「沈黙は金」、と言った、「ぐたぐた喋ることを嫌う風土」→言わんでも、場の雰囲気で悟れよ、アホ、というような圧力を感じ、意見を言いにくい。

三つ目は、究極ですが、「その事実について、深く考える事がない(考える癖も無い)ため、言われてみれば自分の意見などない」

周りの人が、あまりに「そうだね〜」しか言わずに、もの足りなくなりましたら、いつでもここにお越し下さいませ。お待ちしておりますよ(笑)。私自身も、自分の考えを整理するきっかけになり、大変有り難いので。

選挙ですね…。私も投票しようかと思っていますが…。う〜む、選べぬ辛さ、わかります。
by どらとら (2005-08-23 06:48) 

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